宇宙の地図 2016 9 4

書名 大宇宙MAP 天体の距離から見えてくる宇宙の構造
著者 沼澤 茂美  脇屋 奈々代  誠文堂新光社

 道路に地図があるように、
宇宙にも地図があります。
それを「星図」と言います。
 この本は、地球から近い順に天体の写真やイラストを並べています。
太陽系内の天体から始まって、
銀河系内の天体、銀河系外の天体、
さらに宇宙の果ての天体まで紹介しています。
 この本の特徴は、
あくまでも地球からの距離にこだわって、
順番に並べていることでしょう。
 やがて人類も「この距離まで突破できた。
次は、ここまでだ」という具合に、
まるで大航海時代のように距離を競うことになるでしょう。
 ところで、宇宙船を保有しているからと言っても、
科学技術が発達しているとは限りません。
 宇宙には、宇宙船のライセンス生産もあれば、
宇宙船の「レンタカー」もあります。
 たとえば、地球では、自動車は技術の結晶と言われ、
発展途上国では自動車を作ることができないでしょう。
そこで、発展途上国は、先進国から自動車を借りるか買うかによって調達しているでしょう。
そういうわけで、宇宙船の保有をもって科学技術の証明にはなりません。
 さて、この本で興味深いのは、
地球から非常に近い恒星の3次元立体星図があることです。
 銀河系内の探査であれば、
それほど3次元立体星図は重視されませんが、
銀河系外まで範囲を広げるとなると、
3次元立体星図は重要になってくるでしょう。
それは、ホログラフィーによる3次元立体星図となるでしょう。
 3次元立体星図を本のような2次元平面に表現するのは煩雑なので、
3次元画像で表現することが理想的です。

銀の箱 2015 12 5

 ある日、私は、居間で本を読んでいる時に、
ふと見上げると、テーブルの上に、
銀色の箱が浮かんでいたのです。
空中に静止した状態で、銀色の箱が浮かんでいたのです。
長さが30cm程度でした。
 その銀の箱は、私に気づかれて、
あわてて消えていきました。
 このようなことを書くと、
多くの人は「魔法か」と思うでしょうが、
これは、十分に科学的です。
 私は、コンクリートで覆われた高層住宅に住んでいて、
窓も閉め切っていたので、
銀色の箱が、どこからか、やってきて、
空中に浮いていて、
あわてて消えていくのは、
不思議で魔法のように思えるでしょうが、
次元を一つ上げれば、
このようなことは、不思議ではなく、科学的です。
 もちろん、いきなり自分がいる次元より上位の次元を考えるのは、
無理があります。
 そこで、自分よりも下位の次元を考えればよいのです。
私たちは、縦・横・高さという3次元に存在していますが、
縦・横だけの2次元宇宙というものがあるとすれば、
2次元宇宙の人たちから見れば、
3次元の人たちは、まるで魔法使いのように見えるでしょう。
 宇宙は、多次元構造になっています。
3次元宇宙は、そこに住む人たちにとって、
とてつもなく広大なものに感じるでしょう。
 たとえば、アンドロメダ銀河まで、
地球から250万光年も離れていると言われます。
 非常に遠く感じられますが、
これは、あくまでも3次元宇宙で考えれば、
非常に遠く感じますが、
次元を上げていけばいくほど、近いものとなります。
 3次元宇宙と言っても、
実は、ホログラム(ホログラフィー)のようなもので、
4次元宇宙が3次元宇宙を作っています(投影しています)。
もちろん、4次元宇宙も、5次元宇宙の子供のようなものです。

宇宙のトンネル 2010 8 1

 宇宙にトンネルがあると言ったら大変なことになるでしょうか。
おそらく、科学者たちは、
「いったい誰が、どのようにして作ったのか」と議論になるでしょう。
 しかし、それは、余計な詮索と言えるでしょう。
こう考えてみれば、どうでしょうか。
車で道路を走っていたら、トンネルがあった。
トンネルを通れば、向こう側まで10分で行くことができます。
 しかし、このトンネルは、
「いったい誰が、どのようにして作ったのか。
それがわからない限り、トンネルを通ることはできない。
だから、私は、峠道を5時間もかけて向こう側まで行く」という人がいるでしょうか。
たいていの人が、何も考えず、便利にトンネルを使うでしょう。
 やがて、人類も、何も考えず、
便利に宇宙のトンネルを使うことになるでしょう。

























































































































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